日本初、空気を祀る神殿「空気神社」
朝日町にある空気神社とは
山形県朝日町にある空気神社は、日本に一つしかない空気自体を御神体として祀られている神社です。
昭和四十八年に構想、平成二年七月に完成した空気神社は、朝日町に住む白川千代雄さんという方が、いつも恩恵を受けている空気の存在を大切にしたいという思いから、始まりました。
その想いを汲み、地元の有志が立ち上がり、山形県朝日連峰の麓である「朝日自然観」の近くに建立されたのが由来です。
空気神社参拝
本殿までは、朝日自然観から車で二、三分登った所にある駐車場から、整備された遊歩道を登ること約十分で到着。
緩やかな登り道ですが、駐車場から思ったより歩きました。私のように運動不足の方はご用心を(汗)。
遊歩道の途中には5つのモニュメントがあり、一つ一つ違う素材で作られていました。
これは五行(木・火・土・金・水)を表しているそうで、一つ目は木・二つ目は蝋燭が備え付けられていました。
それぞれに意味があり、最後の水のモニュメントでは手水舎のような使い方が出来るようです。
モニュメントは全部回転させることが出来ました。
仏教圏であるチベットのマニ車(お経が書かれてあるマニ車を回す事で、読経と同じ徳があると言われています)のような意味があるのでしょうか。
遊歩道の終点にある本殿、周りを新緑の木に囲まれとても神秘的。
隣にはベンチがあり、そこでゆっくり本殿上の景色を眺めていると、体の中のモヤモヤが浄化されるような感じがしました。
天気の良い日は、反射する景色が本当に綺麗で、じっと見入ってしまいます。
空気神社のこの本殿にある構造物はステンレスで出来ており、この版に木々や空を写し込むことで祀られている空気を表しているそうです。
空気神社の本殿は、この大きな四角形のモニュメントの地下にあります。
深さ3メートルの地下にある本殿は4本の支柱から成る鳥居に守られており、その中央には一年の年月を表す12個の壺が収められているそうです。
ご開帳は年に一度、空気神社の祭りの日(6月5日)のみ。
その日はこの場所にて地元小学生による「巫女の舞」が奉納されます。
本殿前には自動案内板があり、説明書を読むとお金を投入すると自動でスピーカーから音声が流れるようです。
お金を入れようとすると、調整中という張り紙が。
この日は使用できませんでした。
空気神社の場所
この日本でも一つしかない空気神社、気になった方は是非参拝されてみて下さいね。
当サイトでは、読みたい方だけ読む「うんちくエリア」をご用意しています。
「あまり詳しい情報はいらないよ」という方は読み飛ばしてくださね。