直江兼続が築いた「龍師火帝の碑」米沢市
龍師火帝の碑とは

米沢市南部の奥にひっそりと佇む碑。
この場所に、直江兼続が築いたとされる「猿尾堰」と「龍師火帝の碑」があるのを多くの市民は知らないのではないでしょうか。
米沢市南部にある「龍師火帝の碑」とは、直江兼続が「猿尾堰」を築いた際に、堰が崩れるのを防ぐために置いた大きな石だと言われています。
その他にも説があり、この石を取り除いたために、堰が崩壊したり堰からの水の流入が悪くなったため、大石を戻し「龍師火帝」と彫ったとも言われているそうです。
(碑の隣に設置されている看板には、この大石に「龍師火帝」と彫ってあると説明が書いてあります。)
真実は定かではありませんが、直江兼続がこの地域を整備し、米沢盆地が潤うように施策した事は間違いがないようです。




直江兼続が、米沢市の城下町建設のために、築いたと言われる「猿尾堰」。
堰から水を引く目的で作られた水路は、昔に作られたものと、多分現在コンクリート等で修復された水路と、二本並んで流れています。
流れている水はとても綺麗、水底まで見ることのできる透明な水流です。




水路自体は川から100メートル程あり、ゆっくり歩きながら見学することが出来ます。
水路に水を引いている川までは、降りていく場所はありませんでしたが、川の水が流れる音を聴きながら、しばらく土手でぼーっとするのも良いです。
ただ、近くにトイレなどはありませんのでご注意ください。
龍師火帝の碑までの道のり

米沢市の龍師火帝の碑は、市内から車で20分ほどの場所にあります。
(市内から離れているため、車は必須です。)
途中から、田んぼ道になり、車道がかなり狭くなりますので注意してください。
駐車場からは平な道で、龍師火帝の碑がある広場までは徒歩2〜3分程で到着します。
途中の水路を眺めながら行くのも楽しいですよ。



龍師火帝の碑の場所と詳細情報
場所 | 山形県米沢市李山1364-2 |
入場料 | 無料 |
トイレ | なし |
その他 | 売店・自販機なし |
関連サイト | 米沢市公式HP |
昔の人たちが築いたものが、水田や田畑に水を引く目的で、現在も利用されています。全て手作業で作られたと想像すると、すごいなぁ〜と素直に感心します。