【見応え重量級!】縄文時代前期の住居跡、高畠町の「一の沢洞窟」(※行く時は複数人推奨)

前から見た洞窟

洞窟群でも規模の大きな「一の沢洞窟」

一の沢洞窟外観

前から見た洞窟

高畠町にある一の沢洞窟は、最上川の支流である屋代川の水源である一の沢にある洞窟です。

一の沢洞窟は昭和33年に発見され、その後昭和36年から高畠町が発掘調査を開始。

この大きな洞窟は、第一洞窟で、谷底から約40メートル程の大きさの凝灰岩が、雨風で風化して出来たと言われています。

この他にも、100メートル周辺に第二、第三の洞窟があります。

こはる

今回行くことが出来たのは、一番大きなこの第一洞窟のみでしたが、目の当たりにすると規模の大きさに驚きます。

この洞窟群の周辺からは、弥生土器、鉄片等・縄文時代前期の土器及び石器等、文化的にも貴重な出土品がたくさん出ています。

この中では大昔、たくさんの人たちが暮らしてきたのでしょう。

がっくん

洞窟の中は意外に広く、奥行きがありました。




一ノ沢洞窟までの道のり

道路に立つ看板
高畠町一の沢洞窟まであと1キロの看板

それではここまでの道のりをちょっとだけご紹介します。

高畠町から蛭沢湖を抜け車で走る事2.3分。

小さなY字路のこの看板を右に入ります。

洞窟までの山道
高畠町一の沢洞窟までの道

舗装されていない、軽自動車もやっと通ることの出来るような道を、走ること5分。

洞窟案内の看板
高畠町一の沢洞窟までの道

車を二、三台程停めることの出来るような駐車場に到着です。

こはる

この看板に書いてある通り、ここからは歩きです。

こういった看板に書いてある5分は、あまり信用しないようにしていますが、3分ほどで次の看板が見える位置までは無事に到着です。

草むらに立つ看板

徒歩2分と書いてある看板の矢印の先には、小さな小川が流れていて、多分橋として掛かっているであろう丸太を渡ります。

その先には、確かに(走ったら)2分で着くような位置に洞窟が見えてきました(笑)。

がっくん

ここから洞窟までは結構な急勾配だったよね。

こはる

歩くことの出来る小道の横に、杖になりそうな木を拾い、登ること5分。やっと洞窟に到着です(ハァハァ…息が)。

洞窟までの登り道
高畠町一の沢洞窟までの道




ここまで辿り着くまでの道が結構な急勾配で、必ず運動靴のような物で行かれることをおすすめします。

こはる

多分、この悪路は今年の雪の多さも関係しているのではないかと思われます。

洞窟の前には以前、木の梯子がかかっていたようですが、跡形も無くなっていました。

この坂にもロープが張ってあると、安心して来ることができると思います。

洞窟までの道の途中には、さすが名前に沢が着くだけあって、綺麗な清水がたくさん流れていました。

水の中に沈む木

水がとても透き通っていて、沈んでいる木も川の底も見えました。

高畠町の洞窟群の中でも、規模の大きな一の沢洞窟。

是非、一度見学に訪れてみてはいかがでしょうか。

一ノ沢洞窟おすすめのポイント

一ノ沢洞窟は規模が大きく見応えがあります。辿り着くまでの、少しだけ困難な道を頑張って進むだけの見応えはお約束します。是非、洞窟を目の前にして、縄文時代の人たちに思いを馳せてください。

一の沢洞窟の場所と詳細情報

場所山形県東置賜郡高畠町安久津一の沢3285-16

入場料無料

必要な装備運動靴

※洞窟までの道は急勾配の箇所もあるので、未就学のお子さんには厳しいかと思われます。

詳細高畠町公式観光サイトへ

前から見た洞窟
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こはる
みなさん、初めまして。 「南東北お出かけローカル.com」ライターのこはるです。 十代で中型自動二輪の免許を取得し、それから地元である東北地方を旅する中で様々な経験をしました。その頃考えていた「あったらいいな」を形にしたくてこのサイトを立ち上げました。 南東北に住んで四十年以上、年齢は四十代後半、会社員の傍ら休日はもっぱら出歩いています。 愛する南東北の良さを、みなさんに少しでも届けることが出来れば幸せです。 文字ではなく写真のみで観光スポットを見たいという方は、下のリンクマークからインスタグラムへどうぞ。